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2020年4月23日

学校の再開に関するプレスリリース

4月21日,蘭教育・文化・科学省及び社会・雇用省は,同日,ルッテ首相らが記者会見において公表した学校の再開に関するプレスリリースを行ったところ以下の通り。 

1 小学校及び託児所は,5月11日,調整された形で再開する。子供たちは,より小規模グループで,授業時間の約半分の時間,再び学校で授業を受け,残りの約半分の時間を,自宅で学校の勉強を行う時間に充てる。0歳から4歳までの子供向けの託児所は,完全な形で再開する。また,これは,0歳から12歳までの子供向けのチャイルドマインダーによるチャイルドケアにも同じく適用する。さらに,学童保育(BSO)は,小学校と同様の体制に従い,授業時間の前後にのみオープンする。子供が学校に通う日に,学校外ケアセンターは,利用可能であり,通わない日には利用できない。政府は,託児所へ支払の払い戻しを継続する。特殊教育学校及び特殊教育小学校の子供たちは,5月11日から,毎日学校へ通うことができる。 

2 このことは,政府により,医療専門家やウイルス学者等専門家からのアドバイスに基づき,決定されたものである。新型コロナウイルスの不安定で有りながらも前向きな状況は,段階的な教育の開始のための余地を与えている。 

3 学校の段階的再開は,授業を教室へ戻すために有益となり,これにより,全ての子供が,再び完全な教育を受けることができる。また,それは,脆弱な立場にある子供たちに,より良い見通しを与えることにも役立つ。同時に,これは,部分的に両親の負担を軽くすることになり,(自宅)勤務に一層の余地をもたらし,より容易に働くことができる。5月11日からの学校での教育方法に係る詳細は,学校自身で作業することになるが,原則として,丸一日の授業となる。学校及び学童保育(BSO)は,それらのサービスをよりよく橋渡しする方策について互いに協議を行う。 

4 蘭国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は,子供の健康リスクは非常に限定的であると示唆している。従って,子供たちの間で1.5メートの距離を維持することは必ずしも必要ではなく,大人との距離の維持は可能である限りでよい。他方で,親と先生は,お互いに距離を保たなければならない。握手をしない等の現行の衛生措置は引き続き有効である。症状を有していたり,リスクグループ(70歳以上,若しくは,基礎疾患を抱える)に該当したりする親及び子供は,学校へは通わない。託児所及び学校の再開の効果は,注意深く監視される。先生たちは,ヘルスケアセクターと同様,症状を感じる場合,ウイルステストへの容易な機会が提供される。 

5 小学校に続いて,中・高等学校は,一層の準備を進めることができる。6月2日(火)から,子供たちは,同様に,(部分的に)学校へ行くことが認められる。この前提条件は,その時点での直近の状況に基づいて,Outbreak Management Teamの専門家から前向きなアドバイスがあることである。また,1.5メートルの物理的な距離を保つことが必要となる。学校が再開するまで,中・高等学校の生徒は,遠隔教育を受ける。同時に,現在も行っているように,学校は,試験の完了及び脆弱な立場にある子供たち等向けに,緊急チャイルドケアために学校を開け続けることになる。中・高等職業学校の生徒たちは,しばらく,遠隔教育を受け続けることになる。 

6 政府は,5月11日に,小学校及び託児所を再開することを意図的に選択した。それにより,学校及び託児所セクターは,十分な準備時間を持つことになる。PO-raad及び労働組合は, RIVMガイドラインを元に作られたプロトコルについて,各学校に知らせることになろう。託児所セクター向けのプロトコルは,現在,社会・雇用省とともに,同セクターの関係者により作成されているところである。 

7 重要な職業に就いている両親の子供及び脆弱な立場に置かれている子供向けの緊急チャイルドケアは,5月11日以降も継続する。これは,学校の時間中,学校は,4歳以上の子供たちが学校へ通うことができない日に,世話を行う責任を有することを意味する。現在のように,これらの子供たちは,学校の前後には,チャイルドケア施設を使用することができる。夕方,夜間,週末向けの緊急チャイルドケアのアレンジは,自治体の責任である。

2020年4月23日