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14-Nov-2023

JCC/JETRO/S&K Brussels法律事務所ブリュッセルオフィス共催 「EU AI法コンプライアンスセミナー~世界における生成AIに関するルールメイキングの潮流を踏まえて~」

資料はセミナー報告(会員専用ホームページ)をご覧ください。

*This seminar is only in Japanese, no English presentation in the program.
JCC/JETRO/S&K Brussels法律事務所ブリュッセルオフィス共催
「EU AI法コンプライアンスセミナー~世界における生成AIに関するルールメイキングの潮流を踏まえて~」

JCC投資事業環境部会

JCC会員各位  (English text is attached below)

貴社益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。

さて、この度JCCはJETROアムステルダム事務所、S&K Brussels法律事務所ブリュッセルオフィス(S&K Brussel BV)の全面的なご協力のもと、11月14日(火)に「EU AI法コンプライアンスセミナー~世界における生成AIに関するルールメイキングの潮流を踏まえて~」を開催いたします。

オランダにおいても、今年3月下旬以降、生成AIやChatGPTという言葉を耳になさる方が、格段に増えたのではないでしょうか。生成AIは全世界のニュースで取り上げられるようになり、皆様の所属先においても、ChatGPT等の生成AIを使ったサービスを、日々の業務でお使いになられることがあるのかもしれません。今、世界中で生成AIに関するルールメイキングについての議論が進められており、その議論の中心にはOECDと今年のG7の議長国である日本がいます。

そんな中、世界に先駆けて、ベルギーのブリュッセルにある欧州の立法機関(欧州委員会、EU理事会、欧州議会)が、生成AIを含むAI(人工知能)に関するEU共通のルールを採択し完成させようとしていることを、皆様は御存知でしょうか。このEUのAI法案は、2018年に採択されたEUの一般データ保護規則(GDPR)と同様に、EU内外の日系企業の事業活動に極めて大きな影響を及ぼすことになると考えられます。例えば、日系企業の日本本社がEUのAI法に違反した場合にも、(欧州議会のAI法案がそのまま採択された場合)前事業年度の事業者グループの全世界売上高7%以下の制裁金規定に基づいて、日本本社が高額の制裁金を課せられる可能性があるのです。

当セミナーでは、オランダにおいて皆様が知っておくべき世界における生成AIに関するルールメイキングの潮流、今年中に採択される可能性のあるEUのAI法案の内容と注意点、そして、オランダの日本企業がどのようにコンプライアンス対応を取ってゆけばよいのかについて、日本政府の政策担当者の視点とブリュッセルのEU法を主な取扱分野とする弁護士の視点のそれぞれから具体的に講演いただきます。当日の講演詳細は下記のプログラムをご覧ください。

セミナー後は講師の方々を交えた意見、情報交換および、会員間の交流の場としてのネットワーキングのお時間も設けています。

本セミナーが皆様の情報収集のお役に立てれば幸いです。

関係者一同、皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

 

 

  • 表題:「EU AI法コンプライアンスセミナー ~世界における生成AIに関するルールメイキングの潮流を踏まえて~」
  • 日時:2023年11月14 日(火)14:00~18:00(13:30受付開始、ネットワーキングセッション1時間(17:00~18:00)を含む)
  • 会場:Element Amsterdam (Arend Janszoon Ernststraat 577, 1082 LD Amsterdam) Gelderland Shopping Centre 内のホテル。ショッピングセンター駐車場(有料)あり。
  • 使用言語:日本語
  • 参加費:無料
  • お申し込み方法:会員ログインの上、お申込みください)
  • 申し込み期限:11月10日(金)
  • 募集人数:70名(先着順、応募多数の場合は一社1名様の参加にご協力いただく予定となっております

 

【当日のアジェンダ】

  • 13.30:受付開始
  • 14.00:開会の辞 (JCC)
  • 14.03-14.05:御挨拶とセミナーの構成の御説明 – 杉本 武重 氏(S&K Brussels法律事務所代表弁護士)
  • 14.05-14.35:基調講演 「最近の国際的なAI政策の動向」 – 横森 裕紀 氏(OECD事務局科学技術イノベーション局デジタル経済課政策アナリスト)
    概要:米国、日本、フランス等のOECD主要加盟国におけるAI政策を巡る最近の動きや、G7広島AIプロセス、G20等多国間のフォーラムにおける動向について、生成AIを巡る動きを中心に紹介。また、中国等主要なOECD非加盟国における動向についても紹介。
  • 14.35-15.25: 講演1「EUにおけるAI政策の最新動向」 – 仲田 陽子 氏(一般財団法人マルチメディア振興センターブリュッセル事務所長)
    概要:欧州のルールメイキングの中でも、昨今、最も世界中から注目を集めているEUのAI法案の最新の議論の状況や条文の内容を、EU現政権の方針・施策やGDPRをはじめとする関連法令の内容も交えながら紹介する。

– 休憩(10分)-

  • 15.35-16.15: 講演2「EU AI法のコンプライアンス実務対応」 – 杉本 武重 氏(S&K Brussels法律事務所代表弁護士)
    概要 :講演1において解説がなされるEUのAI法案の内容について、オランダの日系企業およびその日本本社が具体的にどのようなコンプライアンス対応を取る必要があるのかを解説する。
  • 16.15–16.45:パネルディスカッション「オランダの日系企業と日本本社が知っておくべき生成AIのルールメイキングの議論とEU AI法へのコンプライアンス対応」
    モデレータ:杉本 武重 氏、パネリスト:横森 裕紀 氏、仲田 陽子 氏
  • 16.45-17.00 : 質疑応答(Q&A)
  • 17.00-18.00 : ネットワーキング
  • 18.00 :閉会

 

<講師紹介>

基調講演者:横森 裕紀 氏(OECD事務局科学技術イノベーション局デジタル経済課政策アナリスト)

2021年より、総務省から出向しOECD事務局科学技術イノベーション局デジタル経済課にて、AIを巡る各国の政策分析やレポート執筆に加え、OECDにおけるAIに関する議論の中核であるAIガバナンス作業部会の運営を担当。2015年から2018年まで、同事務局において各国及び東南アジア諸国の通信政策の分析担当としても勤務。

2005年総務省入省後、電気通信市場における消費者保護、インターネットを巡る国際的な政策調整及び日本郵政グループの監督等に従事。

修士(法学)(ペンシルバニア大学及びカリフォルニア大学ロサンゼルス校)、学士(法学)(東京大学)

 

講演者:仲田 陽子 氏(一般財団法人マルチメディア振興センターブリュッセル事務所長)

2022年7月に、(一財)マルチメディ振興センターブリュッセル事務所所長に就任し、ブリュッセルを拠点に情報通信・デジタル関連のEU政策を中心に研究活動を実施。2011年総務省入省後、総務省料金サービス課で携帯料金に係る競争政策や、個人情報保護委員会で欧州連合(EU)データ保護規則の十分性認定等を担当。米コロンビア国際公共政策大学院経済政策(PEPM)修士、米ペンシルベニア大学ロースクール修士、一橋大学法学部学士。

 

講演者:杉本 武重 氏(S&K Brussels法律事務所代表弁護士)

2004年慶大法卒。06年弁護士登録。米シカゴ大ロースクール、英オックスフォード大院修了後、13年から主にベルギーを拠点に活動。複数の現地の大手法律事務所を経て、19年からブリュッセル、東京に事務所を置くS&K Brussels法律事務所代表。欧州連合(EU)の一般データ保護規則・AI規則をはじめとする世界の個人データ保護法制や各国当局の動きに詳しい。

 

以上

 

Dear JCC member

We will organize EU AI Law Compliance Seminar – In light of the current trend of rulemaking on generative AI in the world with full cooperation of JETRO and Brussels Office of S&K Brussels BV on 14 November 2023.

This seminar will be only in Japanese. If you know the Japanese speaking colleague who might interested in joining it, please feel free to forward this invitation.

Kind regards,

JCC secretariat